この環境“だからこそ”の
やりがいと面白さ
ブラジルで働く中で感じるのは、「決まったやり方がないからこそ、仕事としての面白さがある」ということです。例えば、交渉一つを取っても、相手の文化や考え方の違いを理解した上で、背景にある意図を丁寧に汲み取っていく必要があります。また、物流や供給の面でも、想定通りに進まないこともあり、その都度、自分で最適な対応策を考えていかなければいけません。
加えて、価格交渉の難しさもこの仕事の特徴です。フェロシリコンは、販売先の地域や需給によっても大きく条件が変わってきます。例えば、アメリカ向けかヨーロッパ向けかで、関税や規制、価格水準が変わりますし、各地域の製鉄メーカーの稼働状況や在庫水準によっても、サプライヤーの価格姿勢は異なります。このような複雑な要素を踏まえながら、日々情報をキャッチアップして交渉を進める必要があるため、必要なのは商品知識だけではありません。今は、マーケット全体を理解し、どうすればビジネスが成立するかを考えるプロセスにも面白さを感じられるようになりました。
環境が未確立だからこそ、自分の判断や工夫によって結果が変わる。その手応えをダイレクトに感じられることが、この仕事の大きな魅力だと思います。そして今後は、これまでの歩みを土台に、自分の守備範囲をさらに広げていきたいと考えています。現在扱っている合金鉄にとどまらず、ブラジルという資源大国におけるほかの商材への理解を深めたり、投資や事業運営などのトレーディング以外の領域にも視野を広げてみたい。現場で得た経験を軸に、自分の可能性をさらに広げ、より多角的にビジネスを捉えられる人材になることを目標に、努力を重ねていきたいと思っています。
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